Minecraftとタートルと僕

PCゲームMinecraftのMOD「ComputerCraft」の情報を集めたニッチなブログです。

こちらのページは更新が滞っており、情報が古くなりつつあります。新しいCC情報サイトをはじめましたので、もしよければご参照ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

「百億のマインクラフトと千億のタートル」(https://hevo2.hatenablog.com/)

本を書きました「Minecraftで遊んで学べるプログラミングの教科書」

著書の紹介

長い間、ブログの記事更新を怠っていて申し訳ありません。

実はこの半年ほど、大好きなマイクラで遊ぶ時間も惜しんで本を書いていました。 ComputerCraftを題材に、プログラミングという楽しい遊び方を教える教科書です。

マインクラフトの中で自由に遊んでいると自然と実現したい目標が思い浮かんできますよね?

「たくさんの鉄鉱石が欲しい」「簡単に家を作りたい」「モンスターを自動討伐してほしい」などなど。 このような自分で立てた目標を試行錯誤しながらプログラミングで実現できるのが「ComputerCraft」というModです。

拙著によって、このような創造的なプログラミングの楽しさを、数多くの実践的なチュートリアルと詳細な解説を通してお伝えできればと思います。

創造的なプログラミングによる問題解決を楽しむことで、プログラミングも自然とうまくなる。 本書はそんな「おいしい」お話を紹介します。

書誌情報

出版はソーテック社、フルカラー304ページ、2570円。

発売日は2016年6月11日となります。興味のある方はぜひお手にお取りください。

プログラミングに興味を持つCCファンが増えて、マインクラフトとCC界隈がもっと盛り上がると良いですね。

Minecraft1.8.9で動くComputerCraft1.79ですよ!

はじめに

久しぶりの更新です。 大丈夫です! Twitterの書き込みを見るとわかるように私は元気です。

Minecrat1.8.9のススメ

Minecraftの最新版は、とうとうバージョン1.9に突入しましたが、Mod開発の対応はどうしても後手に回りがちです。 Modで遊んでいる方の多くはMinecraft1.8台どころか、まだMinecraft1.7.10に留まっている人も多いのではないでしょうか。

ComputerCraftの最新版であるComputerCraft1.79は、Minecraft1.8.9に対応したバージョンです。

この機会に、心機一転Minecraft1.8.9に乗り換えてはいかがでしょうか。(僕は早速乗り換えました)

ComputerCraft | Programmable Computers for Minecraft

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CC1.79の良いところ

なにより、比較的新しい(最新とは言ってない)Minecraftに対応していることでしょう。 そろそろMinecraft1.7.10は飽きてきたという人にはうってつけです。

問題点

CC1.79に移行するときの最大の問題点は、Minecraft1.8.9へのそのほかのModの対応状況が悪いことが挙げられるでしょうか。 CC以外のModで、Minecraft1.8.9に対応していないものは結構あるのですよね。

たとえば対応状況がMinecraft1.7.10で止まっているNEI(Not enough Items)とか。 作者のチキボン(chicken_bones)さんお元気なのでしょうか。 噂では有志が対応版出したという話も聞きますが、そのあたりご存知の方、教えてくださいな(他力本願)。

「オレは(僕は)Minecraft1.7.10に生きるぜ!」という方は、ComputerCraft1.76を使いましょう。

(えるぼ さんよりコメントいただきました)

「NEIの代替MODとして、Just Enough Itemsてのが出てますね。操作感はNEIとほとんどかわらないです。ChickenBone氏はリアルが忙しいとかなんとか」

これは良さそう。早速試してみます!

CC1.7系統のうれしい機能を紹介

Minecraft1.8.9用のCC1.79、Minecraft1.7.10用のCC1.76。いずれにせよCC1.7系統を使っていない人は乗換えをお勧めします。

機能が相当強化されていますからね。

たとえば僕のお気に入り機能として、入力補完機能が挙げられます。

この動画は、標準のエディタを開いてプログラムを書き込んでいるところなのですが、 「local mon = p」まで入力した時点で、pからはじまるAPI名や関数名を推測し補完表示してくれるのです。 背景灰色の部分が補完候補を表示している状態で、ここで矢印[↑]キーを入力することで、別の候補を表示します。 たとえば「peripheral」や「paintutils」などなど。

これだ!と思ったら[TAB]キーで補完完了です。

これがあることでプログラミングがかなり楽になるのですよね。

加えて、

標準エディタだけでなく、ターミナル画面におけるコマンド入力時にも補完機能があるのでコマンドの入力がとても楽になりました。 この強力な補完機能があることだけでCC1.7系統はお勧めできます。

Minecraft1.7.10に留まる人も、Minecraft1.8.9へ移行する人も、CC1.7系統をぜひ!

Minecraft×Education2015@早稲田大学で発表しました

はじめに

8月8日、9日に「Minecraft×Education2015」というイベントが早稲田大学であり、 セミナー講師として参加してきました。

Minecraft×Education2015 | ~こどもとおとなのためのMinecraft~

当初は、「赤石先生も来るのか・・・。生赤石先生・・・。よし行こう」と不純な動機でした(半分うそ)。

しかし、このイベント中に行われているCCプログラミング教室にとても興味を惹かれたこと、そして何より、一般の方にCCを紹介できる機会を作っていただいたことがうれしく、 TENTOさんのお誘いの言葉に、喜んで参加しました。

セミナーの内容

二日目に1時間のお時間をいただいて発表した資料がこちら。

受講者にお子様連れの親御さんもいらっしゃる中、濃厚な内容でドン引きした可能性もありますが、 「面白かった」「興味が出てきた」とのお言葉もいただけましたので、 個人的には大満足のとても貴重な体験でした。

主催の、TENTOさん、早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所さん、フジテレビKIDSさん およびイベントに携わった関係者の皆様に深く感謝の言葉を申し上げます。 ありがとうございました。

イベント全体の感想

まずお子様連れのお客さんが非常に多いイベントでした。 子どもが喜んでマイクラのところに走り出し、親が苦笑しながら着いて行く。 そんな風景がいろいろなところで見受けられました。

少しだけイベントを紹介。

  • 教育関係者と赤石先生がマイクラについて語る公開シンポジウム(Tフリップフロップについて語る小学3年生すごい)
  • マイクラを使った語学実践講座(参加したかった・・・)
  • ぬどんさんのコマンドブロック講座(とても参加したかった・・・)
  • 赤石先生のRedStone講座(見学しました。さすが赤石先生の解説はわかりやすい)
  • タートルプログラミング講座(少しだけお手伝いしました。教えるのは大変ですが小学校低学年でも問題なくプログラミングできることに感動)
  • マイクラプログラミング教育の実践報告(面白い実践報告に興味しんしん。あまりに面白かったので、イベント終了後に、発表された那須塩原クリエイティブ・ラボ(blog)の星野さんにいろいろ面白いお話を聞かせていただきました)
  • マイクラ大好きな高校生による「子ども」視点からの発表(発表前に少しだけお話をしました。楽しそうにマイクラを語る二人が印象的でした)
  • そして僕のComputerCraft講座

そのほかにもたくさんのワークショップ・シンポジウム・講座があり、時間の関係で見逃てしまったことが僕にとって一番の心残りでした。

このイベントはマイクラと教育について考えるというテーマでしたが、実はイベントの主役は親世代ではなく、 実際に会場で遊んでいる子どもたちだったかもしれません。

教育の効果が・・・と僕が浅はかに語る言説よりも、 目を輝かせた子どもたちが一生懸命にマイクラで建築し、レッドストーン回路を組み立て、プログラミングするその姿こそが、 抜群の説得力をもってマイクラの教育効果を表しているでしょう。

とても素晴らしいイベントでした。 来年もまたぜひ参加したいと思います。

補足

赤石先生にお会いできて、ご挨拶もできましたよ! やったね!