はじめに
初心に戻って採掘タートルによる穴掘りプログラムを作っていきましょう。
まずは採掘(Mining)タートル自体について情報をまとめましょう。
採掘タートルのクラフト
採掘タートルの性能
- 1歩移動するごとに1の燃料値を消費する。
- 上下、前後に移動可能。90度右回転・左回転すれば(回転は燃料消費なし)右や左にも移動可能。
- 石炭などカマドで燃料にできるアイテムを補給できる。
- 移動先に何かのブロックが存在すると移動に失敗する。
- 頑丈である。
- 溶岩に触れても問題ない(もちろんアイテム化しているときは燃えて消える)。
- 移動先が液体源のときは液体源を破壊して移動できる(応用すれば、水抜き・溶岩抜きも可能)。
- 実行できるコマンド(代表的なもの)
- turtle.refuel(補給数): 現在の選択スロットにある燃料アイテムを燃料として補給する。引数を省略したときはそのスロットのアイテムをすべて補給する。
- turtle.dig()、turtle.digDown()、turtle.digUp()
- 目の前、上、下のブロックを掘り、アイテムとして入手する。
- アイテムとして入手したブロックはインベントリの現在選択スロット以降に格納する。
- インベントリがいっぱいならばアイテムを外に放り出す。
- dig()で掘ることができるもの
- 岩盤以外の全て。
- ただし水・溶岩などの液体源は、破壊できるがアイテムとして入手できない。
採掘プログラムの紹介
採掘プログラムと言えば、あらかじめ用意されているexcavateプログラムですね。
次のコマンドを打ち込むと3x3の範囲を岩盤まで掘ってくれます。
(燃料が途中で尽きそうになったら途中で戻ってくるかしこいプログラムです)
> excavate 3
なお、海面付近の高さ(y=64)から岩盤まで掘り進めるならば、単純計算で3x3x64=576、スタート地点に戻ってくることを考えると600前後の燃料を必要とします。
あらかじめ大量に燃料アイテムをインベントリ内に入れてあげましょう。自動補給してくれますので。
イメージとしては、クァリーを使って3x3範囲を掘りつくすような感じになります。
たったの3x3範囲? などと思ってはいけません。
調子に乗って、「excavate 5」とかやるとすぐにインベントリがいっぱいになってアイテムをそれ以上持てなくなります。
タートルのインベントリは16個、1インベントリあたり64個しか持てないので、最大でも1024個しかアイテムを持てません。
1024個を海面付近の高さ(y=64)で割ると16。すなわち、4x4範囲を採掘「excavate 4」するとあっという間にアイテムを持ちきれなくなります。
Modによる追加鉱石が多いとさらに一度に採掘できる範囲は狭くなりますね。
一般的には、「excavate 2」あたりが無難なのかも。
いま流行の採掘パターン
つまり採掘タートルの問題点は、(1)燃料に関わる諸問題(補給がめんd)と(2)アイテムインベントリの許容量問題の2点にほぼ集約されるわけです。
そこでいま、(日本CCユーザー界隈、特に実況動画関連で)流行っているのが、回転式直下採掘。
これは、その場で360度回転しつつ真下へ掘っていくというシンプルな採掘パターンですが、以下のような利点があります。
- 真下移動してまた上に戻ってくるだけなので燃料消費が少ない
- y=64から岩盤まで掘ったとしても、往復で128しか消費しません。
- 四方を掘りつつ真下掘りなので、掘る範囲は比較的広い
- 単純に計算して、真下+四方=5ブロック。これを64層繰り返すのだから、最大で320ブロックを掘ることが可能。
- 導入Modにより追加鉱物がたくさんあるときには、320ブロック程度でもインベントリ容量は結構ぎりぎりです。
- プログラムがちょー簡単!
- 初心者が最初にプログラミングするのに最適!
チュートリアルのテーマとしては特に最後の利点が素晴らしいですね。
次回から具体的にプログラムを作っていきましょう。
初心者向けにできるだけ丁寧にやっていく予定です。