はじめに
前回までのお話
- Minecraft1.6.4とforge-1.6.4-9.11.1.965のインストール(改) - Minecraftとタートルと僕
- Minecraft1.6.4とForgeの(自称)一番早いインストール方法を紹介
- Minecraft1.6.4にComputerCraft1.58をインストールする方法 - Minecraftとタートルと僕
- ComputerCraft1.58をインストールしました!
今回は、CCを快適に遊ぶために行うべき2つの設定を紹介します。
- ComputerCraftの設定ファイルを書き換える
- ゲーム中でCC用プログラムをネットから直接ダウンロードできるように、「pastebin」コマンドを使えるようにする。
- 「resoucepack」(リソースパック)を使って、CCコンピュータ内にあらかじめ用意されているプログラム群を置き換える
- CCコンピュータの「rom」(書き込み禁止)ディレクトリ内のファイルを自由に書き換えできるようにする。
これら設定を行うときは、ゲーム自体は終了しておいてください。念のため。
また、ディレクトリとフォルダという言葉を(ほぼ)同じ意味で使っていますので、PC初心者の方は戸惑わないようご注意ください。
ComputerCraftの設定ファイルを書き換える
まずは、GameDirectoryを開く
ランチャーを起動して、「1.6.4-CC1.58」Profileを選択していることを確認しつつ、「Edit Profile」ボタンを押して、「Profile Editor」を起動します。
「Profile Editor」上で右下にある「Open Game Dir」ボタンを押して「Game Directory」を開きます。以下のようなファイル一覧画面が表示されます。
赤丸の「config」フォルダが、ComputeCraftの設定ファイルを保存してある場所です。
フォルダの中を覗いてみましょう。
設定ファイルを書き換える
「config」フォルダの中にはいくつかの設定ファイル(拡張子cfg)があるはずです。
ComputerCraft用の設定ファイルはCCTurtle.cfg
とComputerCraft.cfg
の2つですが、後者が今回書き換える設定ファイルです。
Windows標準のメモ帳などでComputerCraft.cfg
ファイルを開いてみましょう。
書き換える場所は、「general」カテゴリの、「enableAPI_http」です。
「#」から始まっている行はコメントアウトされた行です。以下のように、そのすぐ下の行のfalse
をtrue
に書き換えましょう。
# Enable the "http" API on Computers B:enableAPI_http=true
あとはファイルを保存で終了です。これで、ゲーム内でhttp APIが使えるようになり、pastebinコマンドを使ってネット上のプログラムを直接ダウンロードできるようになりました。
なお補足ですが、この設定ファイル中のその他の設定項目の意味は以下を参照してください。
リソースパックを使ってCCコンピュータのプログラム群を置き換える
なぜ、これが必要なのか
ゲーム内でCCコンピュータを開き、カレントディレクトリ(現在開いているフォルダ)のファイル一覧を表示すると、rom
というディレクトリが見つかります。
このディレクトリには、CCコンピュータ(あるいはタートル)のプログラム群・API群があらかじめ入っているのですが、その名の通り、ReadOnly(読み専用)となっています。
少なくともゲーム内では、このディレクトリ内を書き換えることはできません。読むだけです。
しかし、場合によっては、rom
ディレクトリ内のプログラムやAPIなどを書き換えたくなることあります(このAPIは挙動が気に入らないから拡張して上書きしちゃえ。新しく作ったプログラムをどのコンピュータでも使えるようにあらかじめインストールしておきたいなど)。
そのためにリソースパックを使います。簡単に言うと、ゲーム内rom
ディレクトリ(およびその中の全てのファイル群)を、ゲーム外で用意したrom
フォルダ(およびその中の全てのファイル群)で上書きしてしまうわけです。
ゲーム外に作ったrom
フォルダですから、このフォルダ内のファイルをメモ帳などのエディタで書き換えてしまえば、そのままゲーム内に反映されます。
しかも、一度リソースパックを使って読み込み完了している状態ならば、「ゲーム起動中に、その裏でメモ帳などでCCプログラムファイルを書き換えると、その変更がすぐさまゲーム内に反映されます」。
なにこれすごい! editコマンドなんていらなかったんや
まずは、上書き用の「rom」フォルダを用意する
前回ダウンロードしたComputerCraft1.58.zip
はZIP圧縮ファイルです。これを適当な場所に展開してください。
【補足】展開方法について初心者向けの説明その1
たとえばWindows7ならば、ZIP圧縮ファイルを左ダブルクリックすると、ファイルを展開せずにその中身を直接見ることができます。
この状態で、下の図のような「ファイルを全て展開」ボタンを押してください。
展開したものどこに保存するか尋ねてくるので、たとえばデスクトップなどの保存しましょう。
「ComputerCraft1.58」という名前のフォルダができて、その中にたくさんのファイル群が詰まっているはずです。
【補足】展開方法について初心者向けの説明その2
あるいは、圧縮ファイルを右クリックすることで「展開する」というメニューが表示されるなら、それを選ぶことでも展開できます(メニューがあるかどうかはそのPCの設定に依存?)。
「resourcepacks」リソースパックフォルダを開く
以下のように「Game Directory」を開いてください(何度もやっているので開き方の説明はなくても大丈夫ですよね)。
Game Directoryの中の、「resoucepacks」フォルダが目的とするフォルダです。
リソースパックフォルダに展開したフォルダをそのまま入れる
まずは、先に展開した「ComputerCraft1.58」フォルダをGame Directoryの中の「resoucepacks」フォルダの中に、 そのまま放り込んでください。
ただしこの「ComputerCraft1.58」フォルダの中には、不必要なものも含まれているので、 放り込んだ後、いらないフォルダ・ファイルをゴミ箱にいれてしまいましょう。
「ComputerCraft1.58」フォルダの中の不要物を消す
「Game Directory」の中の、「resoucepacks」フォルダの中の、「ComputerCraft1.58」フォルダの中を開いてください。
上記の一覧の中で必要なものは「assets」フォルダだけです。その他のフォルダ、ファイルは全て必要ありません。
「ComputerCraft1.58」から、「assets」フォルダだけを残して、他は全て削除してください。
「rom」ディレクトリの上書き完了
この「assets」フォルダの中をもぐっていくと、以下のようなパスで「rom」フォルダを見つけることができます。
「resourcepacks」→「ComputerCraft1.58」→「assets」 →「computercraft」→「lua」→「rom」
この「rom」フォルダの中にあるプログラムファイルを書き換えると、ゲーム内にその変更がリアルタイムで反映されます。
逆に言うと、とても重要なプログラムファイルも変更可能となっているため、おかしな変更をするとCCコンピュータが起動しなくなる可能性があります。 その場合は、リソースパックへの上書きを最初からやり直しましょう。
また、上書き変更しても反映されない例外ファイルがあります。詳細は以下をご確認ください。
おわりに
今回は、CCプログラミング環境を整えるために、環境設定について解説しました。
- ComputerCraftがインターネットに直接アクセスできるようにするために、設定ファイルを書き換え
- 読み専用の「rom」ディレクトリを書き換えできるようにリソースパックを使ってディレクトリを丸ごと上書き
この2つの設定によって、かなり使いやすくなりますので、ぜひ試してください。
次回は、CC(メイン)サーバーへの参加のお誘いと、参加するために必要なクライアント環境の作り方について簡単に説明するつもりです。
お楽しみに。